「聖なる、真実な主よ。いつまでも裁きを行わず、地に住む者に私たちの血の復讐を
なさらないのですか。」
額に神の印を押されていない人間にだけ害を加えるように言い渡された。
四人の御使いが、人類の三分の一を殺すために解き放たれた。
口からは火と煙と硫黄とが出て、人類の三分の一は殺された。
「この世の国は私たちの主およびそのキリストのものとなった。主は永遠に
支配される。」「万物の支配者、常にいます神である主。あなたが、その偉大な力を
働かせて、王となられたことを感謝します。諸国の民は怒りました。しかし、
あなたの御怒りの日が来ました。死者の裁かれる時、あなたの僕である預言者たち、
聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに
報いの与えられる時、地を滅ぼす者どもの滅ぼされる時です。」
「行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に向けてぶちまけよ。」
第一の鉢を地に向けてぶちまけた。すると、獣の刻印を受けている人々に、
ひどい悪性の腫物ができた。第二の鉢を海にぶちまけた。すると、海は死者の
血のようになった。海の中の命あるものは、みな死んだ。第三の鉢を川と水の源とに
ぶちまけた。すると、それらは血になった。
「常にいまし、昔います聖なる方。あなたは正しい方です。なぜならあなたは、
このような裁きをなさったからです。彼らは聖徒たちや預言者たちの血を
流しましたが、あなたは、その血を彼らに飲ませました。彼らは、そうされるに
相応しい者たちです。」
獣と偽預言者は、硫黄の燃えている火の池に、生きたままで投げ込まれた。
残りの者たちも、馬に乗った方[キリスト]の口から出る剣によって殺され、
すべての鳥が、彼らの肉を飽きるほどに食べた。
(ヨハネの黙示録より)