貪瞋痴といいますが、貪は「必要以上に欲しい」で瞋は「必要以上に要らない」ですよね。
慈悲についてはいろいろな見解がありますが、慈は「(佛教的な楽しみを)与える」で、悲は「(佛教的な苦しみを)取り除く」という見解もあります。
まるで表裏を成すが如きですね。

ところで、無門関という禅宗の本には、芭蕉?杖(ばしょうしゅじょう)という公案があります。
  芭蕉(ばしょう)和尚、衆に示して云く
  「?(なんじ)に?杖子(しゅじょうす)有らば、我れ?に?杖子を与えん。?に?杖子無くんば,我れ?が?杖子を奪わん。」
おかしな話です、「杖があれば杖与える、杖がなければ杖を奪うぞ!」ですからね。

でも、何か心に感じるものが有りますよね。