>>36
>ところでその崇高な神であるガネーシャが密教ではなんで大黒天だか観音菩薩だかに調伏されなきゃならないの?

すべてが創作であり、何でもありだからです。
元々のヒンドゥー神話体系そのものが創作神話ですが...。

大乗仏教が発展していく過程で、
庶民の人気を獲得すべく御利益を謳っていく際に大いに利用したのがインド(及び外教)の神々です。
つまり、「あなた方が良く知っているヒンドゥーの神々はすでに調伏されて仏教に帰依しているのだ」と、
説くことで、仏教がヒンドゥーよりも上位(最上位)であることを大衆へと示すためです。
それが十一面観音(観音も外教からイメージをパクったもの過ぎない)が絶世の美女としてガネーシャを誘惑して、
仏教信奉者となるよう回心させたという聖天(歓喜天)のエピソードだったり、
すでに仏教護持側であるマハーカーラ(大黒天)が踏みつけて倒す姿だったするのです。

しかしながら、
これらの仏教神話というのは後代の大乗徒らによって勝手に創作された完全なデタラメであって、
そんな話をヒンドゥー側も、「はい、その通りなんです。○○神はすでに仏教護持の神となりましたよ! 
とてもご機嫌が良くていつも大衆を援ける利益を授けられています。」な〜んて、了承しているわけがないのです。
まっ、現代だったならブランド詐欺罪とかキャラクターの勝手流用で処罰されるでしょう。
それだけヒンドゥー側が寛容な証拠ですよ。

>ヒンドゥー教聖職者が『ドラゴンボール超』に大激怒! 我々の崇高な神が子供向けアニメで悪役にされている!!

要するにこれはイメージの問題なので、
アニメ製作側にその意図がなかったとしても宗教のタブーに触れて怒りを買っているのであれば、
素直に諦めて謝罪修正する以外にはないと思います
(別のものだと主張しても無意味。セクハラと同じく受け手側の問題だからです。)。
元々、意図的に挑発して戦いを挑むものであったならば堂々と応戦すべきですが、これは違いますよね。