数日前、
不動尊霊場札所の僧侶との対話で頂いた不動尊祭祀に関するアドバイスの一つで、
不動尊へは“榊を供えなさい”というものがありました。
また、参拝礼拝についてはなんと“柏手”も宜しいというものでした。
なるほど...
どおりで春に新勝寺へと行ったときに
参拝者の多くが柏手を打っていたのに驚かされたのでしたが(「ここは神社ではないぞぉ!」と)、
不動尊寺院では敢えて、そういう礼拝も在りなのだということを今回は知らされました。

もしも、
日本人にとっての最高の礼を尽くした祭祀の在り方が神道式なのだとすれば、
不動尊に対しても、その真心を以て示すということは大いに在りだということなのかな?
元々、日本では神仏習合の時代の方が遥かに永かったともいい、特に仏らしからぬ姿である不動尊においては、
より神道的な神仏習合のお祀りはとても良く似合うというのは確かに事実かもしれない(私も自宅ではそのようにしている)。
不動尊巡礼にて、実際に自分の目で見て回ってきた感想としても、尊像の前へと置かれた「神鏡」や尊像上部へ掲げられた「注連縄」。
それから境内に神社同様の鳥居が設置されていたりと、もろ神道祭祀の様相を呈している寺院が随分と見られた。

すでに日付が変わりましたが、
13日(土)は成田山札幌別院の新栄寺にて、
北海道での三十六不動尊霊場開創三十周年記念の大法要があり、
私も家族と一緒に参拝参加してきます。
この日は護摩法要のみならず、「大般若経転読会」が厳かに行われます。
これまでテレビでしか見たことのなかった転読大法要が目前で繰り拡がれます。
そして、なんとこの模様がYouTubeでライブ配信されます。
乞う御期待!!

美しい景観と雄大な自然につつまれた北海道三十六不動尊霊場巡拝の旅
---開創三十周年記念大法要---
(30周年記念法要 YouTubeライブ配信 10月13日 14:00〜16:00)
【北海道三十六不動尊霊場】
http://www.36fudou.jp/index.html