>>201
>アンナの小さな神様
>って本を思い出した

調べてみたがこの本は驚くべきものだね。



黄色い花というものは吸収した光の中から黄色の光だけを反射している。
その説明を聞いたアンナはこう言った。

じゃあ黄色はその花がほしくない色なのね?
だったらその花のほんとうの色はそれの欲しがるぜんぶの色ってことだわ。

ところで神さまは花とはちょっとちがっている。
黄色い光を好まぬ花はわたしたちによって黄色い花と呼ばれる、わたしたちにはそう見えるからだ。
おなじことを神さまについても言うわけにはいかない。
神さまはすべてのものを好まれる、なにひとつはじきかえしてはこられない。
だからわたしたちには神さまが見えないということになる。
とすれば私たちの理解しうる神さまというものはまったく空っぽだということ。
実際にそこに居ないから空っぽなのではなく、すべてを受け入れるから、すべてを望んでなにひとつはじきかえさないから空っぽなのである。

もちろん自分をだましつづけることはできる。
心の目に『神さまは慈悲深い』と書いた色ガラスや『神さまは思いやり深い』と書いた色ガラスをあてがうことはできる。
しかしそうすればいうまでもなく、完全に神さまの本当の姿を見のがすことになる。
考えてみること。
もし神さまがすべてを受けいれるとすれば、まったくなにひとつはじきかえさないとすれば、神さまとはいったいどんなものでなければならないかを。
これがほんとうの神だとアンナは言った。

※これは原文ではなくこちらの手を少しいれたもの。

このスレでアンナに勝てる奴は一人もいないんじゃないのかw