滝本弁護士は、弟子が道連れになればなるほど、麻原を喜ばせるだけなのだから、死刑は
反対だという意味のことを以前から言って憚らなかった

弟子を死刑にすることで、麻原の支配欲求を完遂させてしまう、そういうことを考えられる
のかと感心した

一方、苦しみを感じられるだけでも幸せだという見方もある
龍彦ちゃんは、麻原の高弟達の手で惨い殺され方をした
その際に味わっただろう恐怖、苦しみ、悲しみ、無念さは想像してもしきれない