>>318
密教の十八道というのは、両部の法を簡略化したもので、両部以外は全ての修法がこの十八道立てで組んである。
サイトウゴマもメインは密教の修法なんで、やってんのはこの十八道立て。
山伏の伝承として、役行者は開祖とされていて、メインは密教の修法だが、修験独自のもある。
で、山岳信仰と密教が交ざったのが修験道で行者は山伏と言われてて、当山派と本山派があり、真言宗の醍醐派と天台がそれぞれ下に置き、
神仏合習というのはまた別の話で、
仏教伝来以来、神道との習合がなされ、平安以降に(お大師さんが作ったと両部では言うらしいが)真言宗から両部、天台から山王が生まれた。
だから、神仏習合では、神々を仏菩薩のスイジャクとしたりして、神々を祀るが、
修験では、仏菩薩をメインに祀る。神々は権現、仏菩薩が仮の姿として神々になったという扱い。
てな感じだろ?
あと、「即身成仏」とは、文字どおり「この身が即、仏となる」という密教の思想で、
修験というのは「験」を修める、即ち目に見えるシルシを現せること。
山伏とは教義云々ではなく山での行を専らとし現世利益をもたらす呪術者のこと。
よって修験ではよく即効性を口にするが、中身は密教と神道と道教(陰陽道)なんで、察してくれ。(笑)

(^。^)独自の信仰とかあって面白いのは面白いけどな。(笑)