>>692
ほーう...。
専門大学では私とは違うことを学ぶよ、と...。
そりゃ〜「ブッダはアートマンを説いた」とはお教えたりはしないでしょうからね。
(私もバラモンたちとまったく同一のことを説いたとはいってない)

しかしながら、ゴータマの名声は何だったのか? といえば、
当然それは、“梵我一如の境地”、悟り、“輪廻からの解脱”を目指すバラモンたちの中において、
そのゴータマこそが本物も達成者であり、完成者(ブッダ)であるとの評判が高まったからです。
その評判がインド中に広まっていったからに他ならない(当時、本物の完成者は他にはいなかった)。
実際、ゴータマに集った弟子たちというのは彼らバラモンたちでした。

別に、「アートマンは無い」という意味の無我を説いてから人が集まったわけではなくて、
間違っているバラモンたちを指して、「それらはアートマンではない。アートマンでないものをアートマンと見なすなかれ
(アートマンであるものこそアートマンとして見よ!)」という非我を説いていたゴータマに人が集った。
「アートマンは無い」という意味の「無我」を説いたというのは、ゴータマ入滅後の数百年後の部派教団によってです。
それがアビダンマの教義というもの。

インド仏教史の略図でも書かなきゃダメなのか?