>>104
白隠の言葉です。


矢鱈にギャァギャァと五月蠅いお経だ。
しかし、下らん議論を止めさせたのだから凄い。
四海五胡の僧という僧を虜にしてしまったのである。
そういうことだから、
蓮の線の孔の中に入って、
鷹狩りをして
大いに遊ぼうゼ。
般若とは唐の言葉では智慧。
「衆生本来仏」という意味でしかない。
従って、
"般若"をもて遊ぶのは、子供の泥団子ごっごと同じ。
つまり、こういうことに注意すべしということ。
夜爪を切ってはアカン。
どっかに飛んたら見つからないゾ。
尺取虫に計測させるならまだしも、
蝸牛に石の田の耕作などさせるナ。
馬鹿げた思い込みをしていることに、いい加減気付けヨ。
そうそう、このお経、
簡単にわかるものではないから
ゴチャゴチャ議論ばかりしないこと。
長時間修行をしても
得られるのは苦辛だけかも知れないのだ。
壺中の蛙がいくら跳んでも、
外に出られないようなもの。
そもそも、般若心経は第一回結集で
編纂されたものではないゾ。
釈尊のお言葉ではないのである。
そんなものにグダグダ拘るナ。