外典ヨハネ黙示録(3)
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だから、神の人間愛に絶望してはならぬ。〔???な〕事例を持たなくても、ペトロスを(見よ)、
わたしたちの主イエースウス・クリストスを3度否みながら〔マタイ26_69-74参照〕、再び熱き涙によってすぐに許され、[321]熱き悔い改めによって天の鍵を持つ者となったということを。

姦淫ならば、淫婦マリアを見よ、
1703人の男たちにを相手に罪を犯したが、外国人はもとより同市民をさえ知ることをせず、心弱いこの女は熱き涙によって、自分のすべての罪をぬぐい去ったということを。

人殺しにして熱く悔い改めた者ならば、マナッセースを見よ、
自分の息子を偶像にして、供犠をなし、長老たち40人を殺し、ヘーサイアス〔イザヤ〕を鋸でひき殺した、
しかるに、40日にいたるまで、呻吟と涙の熱き回心によって、深淵は充たされ、数多の罪から許されたということを。

盗賊をも見よ、
盗みや人殺し、みずからも99人の人殺しをなし、しかるに熱き信仰と大いなる助命の叫びによって、十字架のうえで、『わたしを思い出してください、主よ、あなたの王国で』〔ルカ23_40-43〕と云って、楽園を受けたということを。

姦夫ならば、預言者ダウイデを見よ、
ウウリアの妻ベールサベエを取り、他にも99人の女を手に入れたところの。しかし全霊をあげて預言者ナタンに告白し、火の両刃剣から身をかわして、神の父(theopator)として座についている。

さらにまたクレーテー人アンドレアスをあなたに指摘しよう、
彼もまた自分の母親と姦通したが、清浄な悔い改めによって、讃美歌の歌い手かつ神的な書物の雄弁家となり、監督の座を受けた。

マゴス僧にして人殺しなら、キュプリアノスを見よ、
みずからも悪霊たちの種族の生まれで、1030人の幼児を殺戮し、他にもみずからを目立った者となし、八つ裂きにして〔???〕、
多くの人たちを神の道から外れさせた。しかるに、正しい回心(と)熱き告白とによって、精霊たちの軍勢に勝利し、監督者たちと同じ座につき、神への奉仕者(leitourgos)となったということを。