聖ヴェロニカ・ジュリアーニ

p119
聖ヴェロニカはキリストとの婚姻の霊性をはっきりと示します。彼女は、忠実で真実な花婿であるキリストに愛されていることを体験し、ますます積極的かつ情熱的な愛でこの愛にこたえたいと望みました。

p125
「十字架につけられたキリストはわたしにささやきます。わが花嫁よ。わたしを侮辱した者のためにあなたが行った償いは、わたしの心にかなうものだ。……それからキリストは、十字架から手を離し、自分の脇腹に近づくようわたしを手招きしました。
……するとわたしは、十字架につけられたかたの腕に抱かれていました。そのときわたしが体験したことを、語ることはできません。わたしはキリストの至聖なる脇腹のうちにいつまでもとどまりたいと望みました」

『女性の神秘家・教会博士』より