霊波線というのは、見えない親子の繋がりの事で、糸電話の糸のように霊体同士が繋がっているとされ、その糸を霊波線と呼んでいる。
人は亡くなるとき、この霊波線が切れるため、死期を知るという。
霊波線は距離や時間に関係なく、24時間365日繋がっているモノ。
この霊波線は神々との縁でも結ばれており、切れたりすることはないという。
だが、何故か真光だけは違うようで、ス神と繋がる霊波線は、イズノメ神の偶像を通して組み手のお御霊に繋がっているとされている。
この霊波線は扱い方、または想念次第で切れたり弱くなったりする。
霊波線が切れたり弱くなった時、組み手に不幸現象(病気や怪我に事故など)に遭遇するらしい。
故に、組み手は大小に問わず、不幸現象に遭遇した時、「想念が悪かったからミソギ(または戒告)を頂いた」と言い、気づかせていただいたことに感謝して御奉納をするという教育を受けている。
そもそも親子の絆である霊波線より弱く脆い真光の霊波線は、毎月大人は500円を納めることで維持されているのである。
この霊波線を通じて真光の神と繋がり、手かざしをすることでみ光を送ってもらう。
いわば受信機の役割がオミタマというアイテム。
そのオミタマの維持費である霊泉保持御礼は、NHKの受診料と同じ意味で月額500円を納め続ける。
なので、冬眠組み手の場合、冬眠期間が5年であれば三万円分を納めなくてはならず、10年であれば六万円だ。
脱会者が復帰するとき、やはり冬眠と同じ扱いをされるので、再拝受のための研修費用+冬眠期間分の霊泉保持御礼金をまとめて納める。
やはりどこまで行っても真光というところは、「地獄の沙汰も金次第」なのだ。