練習に書いてみたいけど、感想ちょうだい。

  王女さまは革命が起きたらどうなさるおつもりですか

 王女の写真が雑誌にのると国民から歓声があがった。今まで存在だけ知っていたが、どんな顔が知らなかった王女がすごい美少女だったからである。
王女と結婚したい、付き合いたいという男たちの声はどんどんふくれあがった。
 その頃、王政をやめさせようとする革命の同志たちが秘かに暗躍していた。王を亡き者として、議会統治をしようという運動であった。
「あたしたちは平民よりは贅沢な暮らしをしているのはまちがいないのでしょうけど。革命なんて怖いですね」
「王女さまはどうですか。革命の戦士とか好きですか」
 王女はちょっと考えていった。
「やっぱり、優秀な技官がいいわ。どう考えても、技官がいないと王国は動かないもの。革命戦士なんて怖くて、嫌よ」
「でも、革命の気運は高くて、王は、落城は必至といっていますよ。王女さまはどうします」
 王女はまたちょっと考えた。
「いや、あたしは引きこもりだから、このまま家にいると思う」
「王女は男たちの憧れの女の子ですのに、大丈夫でしょうか」
「正直、怖いわ。革命なんて起きたら、あたし、どうなるのかしら。殺されるとか」
「ありえますね」
「いやあ。革命超怖い」
 そんなことを王女たちが話していると、本当に革命が起きた。
 城に次々と潜入してくる盗賊団。
「なんだ、この城は。おれたちの女は王に奪われていたのか」
 父である王の悪政が暴かれ、革命の闘士たちは憤った。酒池肉林、贅沢三昧。許し難し。国民を奴隷のように働かせ、王族だけ栄耀栄華だったとは。