国立戒壇説でよく出てくるのが
「国主此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり」身延相承書

「国主が法華経を信じたなら戒壇を作れ」
って大意であり、そう読むことができる
古文でもおおよそ分かるし、現代語訳されればさらに分かりやすい
しかし解説で内容が理解できるかというと?そう簡単ではない

国主とはなんであろうか
創価、正宗は民衆の事だと立正安国論の文を引いて解説する
顕正会は報恩抄から、国主はただ一人だから天皇の事であると解説する
身延派は身延相承と池上相承は偽書だとしている
この辺の解釈の違いが分裂の原因のひとつでしょう

これはどれが正しいではなく、それぞれがそういった解釈をしていると捉えるしかないのでは