教団それぞれが優位性を主張し合い、より権力を充足しようとすると、中身よりも名目のみがふくらみ続け、信者のレベルはかえって堕落する。
今日の宗教嫌悪がそれを物語っている。

高度経済成長が始まった頃からは清貧・修行・自戒という古来の宗教は姿を消し、いかにして大衆におもねり、だまし、カネを吐き出させるかに努力が集中した。

たとえば信者を作り出す方法として、@気安く読ませろ A不安をつくり出せ Bもっと依存させろ  Cいろんなご利益を強調しろ Dここだけが本物 E救済に時間制限をつけろ、

といったさまざまな搾取戦略が考えられ、こうした戦略にもとずいて信者を堕落させる宣伝が行われてきた。
道徳もなにもあったものではない。