前述したイエスによるユダヤ教の死と血の絶対的タブーの完全破壊は、聖書学的に重要な
問題だよ。これがユダヤ教とキリスト教との分岐点だ。それにイエスは、「永遠の生命」は
創世記における原罪なのに、何故それを唱えたのか。生命は、そしていかなる物事も、限り
があるからこそ尊く、価値があるのに、生命が永遠であったら、地上には生命が溢れ地獄化し、
新たな生命の発生も不可能になるではないか。イエスの統合失調症の症状としての認知
機能障害(知能低下)により、イエスが精神的にはもはや廃人化していた所以である。