>>853
心配ご無用ですよ。
厭世的な意識は大切ですが、
一時的な方便でしかありません。

普通に真言密教の東西南北は、
各項目の方便であり、
統合した中心を持ちます。

涅槃をあの世や死滅願望に置くのは未熟な理解しかない人々の為に方便です。

この世の極楽を望む人々には、ご利益を与えて、仏の教えに従う様に導く。

裁きや赦し、
救いや癒し、
どれも衆生を導く方便です。

真言密教の教義はこうなっています。

法華経においては、
この真言密教と顕教の大乗と小乗とを統括した見地を示します。

凡夫は極端を好むので、
凡夫がそれぞれに、偏りの道を固持しようとします。

偏らず東西南北と顕密と中心を具足した法華経は、

凡俗にして神聖を持つ、
ただの普通にして特別な、
素晴らしい教義です。

極端な道を好む凡夫は円満具足の教えを不可能に見てしまう傾向があります。

北に固執する凡夫の性質。
小乗タイプ。無執着こそ悟りだと勘違いしている。

南に固執する凡夫の性質。
現世の福徳こそ悟りだと勘違いしている。

西に固執する凡夫の性質。
あの世や極楽や天国にのみ救いや悟りがあると勘違いしている。

東に固執する凡夫の性質。
悪を滅ぼす事を悟りだと勘違いしている。或いは布教して勢力を拡大する事を悟りだと勘違いしている。

中心に固執する凡夫の性質。