★主宰と摂理

⬛天地万物の主宰とはどういうことですか。
神が天地万物を常に保ち、つかさどることです。
なお、キリストがお教えになったように、神は特に人間に対して
父の心をもち、心身に関するすべてのことをお計らいになります。
これを人間に対する神の「摂理」といいます。
 「だからの、何を食い、何を飲み、何を着ようかと心配するな・
  ・・・・あなたたちの天の父は、あなたたちに、それらがみな
  必要なことをご存知である」(マタイ6・31ー32)
もちろん、神の摂理のもとで、人は自分の本分を尽くし、家庭をささえ
社会の進歩に貢献することが必要です。

⬛神は人のことを特別にお計らいになるのに、なぜこの世には災いや
苦しみがありますか。
この世に災いや苦しみがあるわけは、神がそれらの災いや苦しみから
善を生じさせ、この世の苦難を通して人を永遠の幸福にお導きになる
ためです。
 「神を愛する人びと、すなわち、み旨によって召し出された人々のため
  には、神がすべてをその善に役だたせてくださることを、私たちは知
  っている。」(ローマ8・28)
 「悲しむ人は幸いである。彼らは慰められるだろう。」(マタイ5・4)
 「神は、どんな悪も行われ得ないようにするよりも、むしろ悪からも善
  を生じさせるようにするほうがよいと考えられたのである。」
                       (アウグスティヌス)


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カトリック教会の教えですが いかがでしょうか。