>>854
ソシュールは、天才児だった、そして旧来の歴史言語学に取り組み
成果を上げたらしいのですが、

その後の旧来従来をのり越え、「構造主義の祖」と言われる内容は、
本を出していないのですね。

後に弟子の学生達が講義録を集めて
「一般言語学講義」として発表し、構造主義に多大な影響を与えたとされますが、
自分の書かれたものではないので、分かり難くなっている部分もあるようです。

で、今お話に出ている、恣意性ですが、
ラングの構造様態は、示差的構造だと言いました。

つまり、示差的構造は恣意的であるという性質をもち、
今お話しされている事が、いまいち見えてこないのですが、
ラングの示差的構造を抜きにして、恣意性の話ができないのでは
ないかと、感じましたが。