米陸軍に「未来司令部」 中国、ロシア念頭に近代化推進

 【ワシントン共同】2018年7月14日 16時24分

米陸軍は13日、次世代型戦闘車両や長距離精密誘導弾の開発・配備など軍の近代化を一手に担う部門「未来司令部」を南部テキサス州オースティンに設置すると明らかにした。
接近拒否能力を高める中国やロシアに対抗する狙いがある。

新司令部は来年夏までに完全稼働する予定で、要員は500人規模となる。
米国内の大学や産業界とも連携し、最先端技術を駆使した「未来の戦争」を有利に展開する態勢を整える。

電磁誘導で弾丸を加速させて発射する「レールガン」などの新型装備や軽量な装甲車、離島防衛にも威力を発揮する長距離ミサイル、垂直離着陸機の開発が重視されるもようだ。