>>230続き)

2.次に選挙区について
比例代表で「200万票獲得」と大川は目標を語っている。
ということで、選挙区においても比例代表と同じ伸びの「5.45倍」の得票数増加をすると前提を置いて、本当に当選者が出るのか?
 せっかく基礎データがあるので、自分なりの指標で検証してみた。
色々検討して、私が使用した指標は以下のものである。

2016参院選の得票率を用いて割り算した結果
「その選挙区で最下位当選した方の得票率」÷「幸福実現党候補書の得票率」

要は、「2016年の得票数の何倍の得票を得れば、ギリギリでもいいからとにかく当選できるか」を式で表したものである。

具体例を上げてみよう。
大阪選挙区の数森圭吾さん。同じ選挙区での最下位当選者の得票率が17.9%。数森さん自身の得票率は0.4%。これを割り算して、
17.9% ÷ 0.4% = 44倍
すなわち「前回と比べ44倍の得票を稼げば、おそらく当選できる」という内容である。

なお、この指標を用いれば、各候補者同士の比較も可能であることにも気づいた。
(たとえば、得票率そのものは、複数人区の選挙区では低くなるので候補者間の比較に適さない)

ということで、この指標でのランキング表を作成したので、以下の通り掲載する。

表の見方。左側から順番に
「この指標での順位」、
「立候補した都道府県」、
「氏名」、
「前回より何倍の票を稼げば当選できそうかの指標(A÷B)(候補者に有利なように、小数点以下は切り捨て処理)」、
「その選挙区での最下位候補者の得票率(A)」、
「幸福実現党立候補者の得票率(B)」、
一番右に参考として同じ年の幸福実現党から受給した「陣中見舞額」(政治団体収支報告書で確認済み)。

(ランキング表掲載開始)
1. 岩手 石川幹子 9倍 (53.3%(A), 5.6%(B)) 425万円(別に「寄付」217万円あり)
2. 兵庫 湊侑子  10倍 (21.8%(A), 2%(B)) 陣中見舞額データなし
2. 山口 河井美和子10倍 (64%(A), 6.1%(B))陣中見舞額データなし
2. 鹿児島 松沢力 10倍 (59%(A), 5.7%(B)) 720万円