>>744
どんな地域でも、「文明の利器など何一つなく、厳しい自然と闘いながら、ひたすら生存に
務める」という点では、同じだと思うよ。それに、一神教の神概念は、古代人の生存ん努力の
中ではなく、そのはるか後の人間が作った、人工的な神概念。生存との関係を断ち切った
点で、多神教の神概念とは本質的に異なる。
古代人が寝転んで、「この世界は誰が創ったのか」などと考える余裕がある訳がない。
そんなことをしてれば、猛獣に食われるか、明日の食物も得られなくなってしまう。

人類における神概念の発生と、一神教と多神教との本質的相違については、宗教学の
最古典である、ヒュームの「宗教の自然史」をご参照ください。