3 未来への扉を開く鍵   🌟

 「個人や全体を堕落させる方向に導く思想や理論」に乗るな

 さて、本章で掲げた「未来への扉」を開いていくために心掛けなければならないこととは何でしょうか。

 それは、大きなかたちで行われるマクロの政策、あるいは「大きな政府」が行うような政策等に頼ろうとする気持ちはあまり持たないほうがよいということです。

 結果的には楽になるところも多少はあるのかもしれませんが、国民の最低賃金を政府が上げなければいけないような国は、ろくな国ではありません。これでは駄目です。すでに「自由が死んだ国」に入っています。
資本主義の精神は死にかかっているし、民主主義も、もはや輝きを失いつつある時代に入っていると見たほうがよいでしょう。

 大衆民主主義というのは、「基本的人権を護れる」といったところがいちばん良い点であるかとは思うのですが、「その基本的人権を護ろうとしているうちに、次第に全体が貧しくなりつつある」という流れには、なかなか歯止めがかからない状態になっています。

 今は、日銀のマイナス金利から始まって、預金をしてもほとんど利息が付かないという「超低金利の時代」になっています。
ですから、お金を貯めれば、自然にそれが雪だるま式に大きくなってお金持ちになったり、あるいは、投資力が出てきて大きな事業ができたりするような時代でないことは確かです。

 ただ、ここで述べておきたいのは、お金に利子がつかないからといって、どんどん消費さえすればよい時代ではないということです。やはり、個人個人で「それは必要なものであるかどうか」をよく見極めなければなりません。
それを、ただただ個人でもお金を使う、会社でも使うというように、消費を促す゛音頭取り”に踊らされることばかりをしていると、本当に最後になりかねないのです。

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