新約聖書のイエスの聖書引用は、ほぼすべてが
十字架後、弟子たちがヘブライ語聖書(特にイザヤ書)から
イエスの言動は聖書の予言成就だとやった後付け。

で、弟子たちが使った聖書はヘブライ語聖書ではなくて、
へブライ語聖書のギリシャ語訳である70人訳。
問題は古代なので、印刷ではなくて、手写しだったので
同じ70人訳なのに、随分と違っていたりするという問題まである。

では、イエスはどうであったのか。
@イエスはアラム語しか喋れなかったので、ヘブライ語聖書は学んでいない
というのが第一の定説。キリスト教徒が怒って否定するが
この場合は耳で聞いて覚えた聖句の引用となる
A神殿で教えていたのだから、ヘブライ語ばりばりだった。
 この場合、殊にルカによって神殿で学んだインテリということになり
聖書の引用はお手のものとなる
B更に、スーパースターでギリシャ語も喋ったという説があるが
 根拠は国際的な時代だからという想像だけ