ショージキ原始仏典は実践的心理学ぽいし、シンガーラへの教えなんてのはものすごい普通な道徳なんよね。
大乗化が進むほど宗教性が高くなるというか、神話化・物語性が進むというか。

まあ仏教は、土着的な宗教を真っ向から否定はしない。
土着的な宗教の習慣を否定せずに、仏教的な価値観で見方を上塗りするようなところはある。
チベット仏教はボン教を習合して仏教化するし、
中国仏教は老荘思想によって理解されたもの。
日本仏教は神道と習合して仏教化したあげく、戸籍役所化して、盆と葬式、祈祷の習俗になりますたw
まあでも最近は若い坊さんたちが、「これじゃいかん!人生の悩み事に応えなきゃ!」みたいに頑張ってるもんね。


カトリックなんかも、土着宗教の習慣を上塗りするもんな。
多神教神殿跡に教会を建てて、多神教神殿に通った習慣を利用してキリスト教化する。
クリスマスもそうだしね・・・多神教のお祭りの習慣を、キリスト教の習慣に変えるわけよね。
パウロもそうだな、ギリシャ人の信仰心自体を否定はせずに、キリスト教化しようとした。

そういうやり方には、悪く言えば土着的なベースが残るけど。
妖精さん、ハロウィン、呪術ぽい雰囲気、ミイラ神、ブードゥの神々、処女神etc