市場という観点から見た宗教

特定の宗教団体に入っている人数は2000万人程度と言われています。
幸福の科学は宗教団体なので、市場という観点から見ると、伝道が可能なのはこの2000万人ということになります。
残りの1億人は宗教団体が嫌いな人達なので、伝道ができない人達ということになります。

2000万人の宗教団体の市場のうち1000万人は神道系です。
幸福の科学は仏教団体を名乗っているので、この神道系の1000万人の人達には伝道できません。
幸福の科学が伝道可能な市場は、残りの仏教系の宗教団体の1000万人ということになります。
しかし、仏教系の宗教団体の1000万人の市場は、創価学会や立正佼成などの既存の宗教団体に取られてしまっています。

このように、もともと幸福の科学が伝道可能な宗教団体の市場はなかったのです。
繰り返しますが、信仰とは理屈ではありません。
信仰とは、教義の内容やレベルでどうにかできるものではありません。
幸福の科学の信仰で、他宗の他宗派の信仰を改宗させることは不可能なのです、伝道することは無理なのです。


幸福の科学が伝道に失敗した理由は、宗教団体にしたこと

幸福の科学は、宗教団体が嫌いな1億人の市場を伝道のターゲットにすべきでした。
伝道が困難な宗教団体というマイナーな2000万人の市場をターゲットにすべきではありませんでした。
幸福の科学を宗教団体にしたことにより、幸福の科学は伝道できる市場を失ってしまったのです。

初期の霊言本(絶版になった本が多い)では、幸福の科学を宗教団体にすることに反対する霊人が多かった。
関西支部で集会前に正心法語を皆で唱和する話を聞いた大川隆法が、「何か宗教ぽいね」と言ったら、正心法語をやめてしまった。
このように、初期のころは、大川隆法も宗教団体に否定的だった。

では、なぜ伝道が困難な、国民に嫌われる宗教団体にしたのでしょうか?
それは、大川隆法が教団の運営に自信がなかったからだと思います。
人望が無い大川隆法は、信者達が自分についてきてくれるか不安だったのです。
それで、幸福の科学を宗教団体にして、エルカンターレ信仰で信者達を洗脳し支配しようと考えたのでしょう。