【密告社会】
 「真理の団体」として一番理解出来なかったのが、「密告」が一般化していることでした。職員も人間で
ある以上は長所・短所を兼ね備えています。また誰にでも好かれるような完全な人間などいるはずがあり
ません。ましてや会員の方が職員よりすべて悟っている訳でもありません。自ずから人と人との摩擦なども
生じるでしょう。問題はそれにどう対処するかです。少なくとも「真理の団体」であるからには、お互いに
法を基準として、素直に当事者同志で問題の解消を図れば良いはずです。
 ところが何か(幹部)会員と職員の間にトラブルらしきものが生じたとすると、(幹部)会員が直接職員に
言う事は全くありませんでした。することは支部長や本部長への告げ口、また総合本部への投書です。投書は
広報部が担当しており、日本全国から投書が集まってきています。そして恐ろしい事に、その告げ口(密告)
が百%正しいものとして受け取られることです。職員の言い分など全く一言も聞かれません。そして尚恐
ろしい事に、そのことに対して、該当の職員には全く何の指導(?)もされずに監視され、ある限界点を
超えた段階で首を宣告されることです。これは支部長なども同じです。しかしこれではまるで北朝鮮や共産
ソ連の暗黒社会と同じではないですか。
 会員はお客様ですのでどんなことでも疑わずに聞き入れられるのと反対に、職員は機械の部品扱いです
ので、性能が悪ければ交換すれば良いと考えているようです。これがあるために、自己保身を図る職員は、
ひたすら幹部会員のご機嫌取りに走るという結果になります。そしてそのような「あってはならない現状」
が我慢ならない職員にとっては、この「密告社会」という現状を知りながらも解決の可能性がゼロである
ことを悟っているので、再び良心の声に背くような無限地獄の暗い日々が続くことになります。
 このように、「幸福の科学は民主的で自由闊達な組織」という大川総裁の話とは全く異なり、幸福の科学は
密告が横行する全体主義的軍隊組織でありました。良心のある職員はたまらなかったことでしょう。逆に言うと、
今残っている職員は、そのへんの感性が欠けている方たちであると私は断言します。