【職員間の不公平】
 職員全員が苦しみを分かてばまだ諦めもつきますが、幹部職員などは結構もらっていたのです。
ある50代の支部長などは50万円位もらっていました。30代の支部長で40万円位でした。これ
からすると地方本部長や総合本部の偉いさんなどはかなりもらっていたと思われます。ちなみに
Si元総合本部長は「われわれの給料は100万円でも少ないくらいだ!」と怪気炎を上げていた
そうです。
 しかしそれとは正反対に、独身男子職員では十数万円、独身女性職員で7〜9万円という有様で
す。しかしどう見ても仕事をしているのは主任といわれる支部の独身職員であり、支部長などは
実務は何もしていませんので普段は暇です。檀家回りと称して家に帰ってくつろいでいる方もおり
ました。おまけに地方本部長などは各支部へ目標の割り振りを指示しているだけで、まともに仕事
をしている様子はありませんでした。

 私はこれらの現実を見て、あまりの不公平さにやりきれないものを感じました。そしてこの私の
観察と思いは、96年の「イノベーション」で大川総裁が「管理部門は何も仕事をしていない。地方
本部長は何も偉くない。地方本部廃止。職員階層廃止。」と命令したことで、すべて正しかった
ことが証明されました。つまり96年までは、それまで何も「仕事」をしていなかった方たちに、
延々と高額の給料を払いつづけていたのです。末端職員の苦しみを尻目にして…・・。それらは
すべて会員のお金からの支出であることは言うまでもありません。
 そして99年位からはまたまた本部長制度が復活した様です。本当にご都合主義の見本のような
ところでした。