有名な探偵小説に「あらゆる可能性を排除し、残ったものが真実」って言い回しがあるけど、
奇跡認定なんてのはそれを地で行く作業。
でも奇跡認定の調査が厳しいっていったって「可能性が残ってる状態」で結論だしてるものばかり。

医者はセカンドオピニオンが居れば誤診は減らせるし誤診した当の医者が再診で誤りを正す事だってできる。
裁判だって再審請求が可能だ。
でも、バチカンは一度奇跡認定したらひるがえせない。
そこが医者の診察や裁判との大きな違い。
一度のでも「騙されてしまった」らもう取り返しが付かない。

だから「奇跡と認定されている」が「実際に超自然的な現象がおこった証拠」としては扱ってはいけないってだけ。

奇跡には信じてる人数なんて関係ない。
「真実であるか、そうでないか」だけが重要。