方法論的確率論を仮定してみよう。
観察者は、観察技術の限界か計算能力の限界か、
その他様々な理由で十分なデータを持っていないがために、
決定論的対象をも確率論的に判断せざるをえない、と想定してみよう。

そういう場合、確率どおりの結果にならなかったら、
自然選択理論が反証されたことになるのだろうか?
そうではないだろう。観測精度が悪いか、データ不足と見なされるだけ。
自然選択理論はあいかわらず無謬性を保つ。