人はやがて死すべき存在であることを知っている。
此の世の苦しみの中に生きて老いて死ぬ。

その人生は、決して長いとは言えない。

人は真実であろうとし、真理を欲し、その時に誠実であろうとする生き方に至上の価値を認めるのである。

死ぬべき時が来たなら死ぬ。
だからこそなのである。

人間存在と、その人生の在り方を「動物」に還元して説明できるはずがなかろう。
一匹の虫のでさえ、その虫を殺した死体に、生きていた虫の存在を還元して説明出来るものではない。

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>>隠居
お前は本当に愚か者だな。