>>808
>「汝の敵を愛せよ」

「敵」という言葉は、既に敵意を
含んでいる。敵意を与えておいて、
「愛せよ」などと命令されても、
信者は「敵だけれども愛さなければ
ならない」という心理的葛藤から、
敵意はさらに強まり、殺意にまで
いたる。
イエスは、「すべての人間は神の子、
神の似姿だから、本当の敵は
いないのだよ」とい言うべきだった。
しかし、己一人が神になりたかった
だけのイエスには、その言葉は
口が裂けても絶対に言えなかった。