創造主は、人間を、あくまで人間の感情と理性を持って自主的に
生きて行けるように創造した。創造後も神を思考し、神に依存する
ような「不完全人間」「欠陥人間」としてではない。創造は完全で
あった。

神の息吹を「生命(聖霊)」として人間に吹き込むことにより、
神のすべての能力と責任を、人間に与えたのである。創造後は、
役目を終えた神は姿を消した。人間がいくら呼んでも、来ることは
ない。イエスの処刑時に証明されたではない。イエスは、死に際して、
初めて神の不在を知ったのである。