私が小中学生だった頃、オカルトブームでね、月刊ムーが大流行してた。
ハレー彗星に惑星直列にグランドクロス、五島勉やノストラダムスが巷を賑わせていたんだよ。
だから、そこから古文書系の情報も入るわけ。
あとは自分で調べて行き、ワードを拾い集めていくと…大本教にたどり着いたりしたんだわ。
その頃には社会人になってたし、教団のみ役についていたりして、道場と外では使い分けるようになってた。
普段、道場では真面目な盲信組み手、一歩外に出れば普通の社会人。
友達も組み手と一般人は分けていました。
だから週末等は隊活動で忙しいのに、普段は仕事で忙しいと思われていて、どちらからも「忙しい人間」と認識されていたので、友達を混同してしまう事も無かったな。
お陰で使い分けて付き合いが出来たよ。
それが無かったら息抜きも出来なくてパンクしたかも。

あと、友達との待ち合わせに本屋を利用してた。
なので、歴史関係からオカルトの本まで、いろいろな分野の本を読んでた。
中にはビッグバンの秘密など、宇宙に関する本や心理学も読んだかな。
苦手だったのが政経関係の本。
いまいち興味がもてなかった。
中でも一番面白いのが古典の本と歴史関係。
オカルトの代表みたいな陰陽師や神社仏閣が出てくるんで、民俗学にも傾倒した。
なので気づくんだよ、研修内容のネタ元にね。
ネット社会になると便利だよね、他人のブログに詳しく情報がのってるし。
自分の知らないネタも提供してくれる。

私が冬眠した頃、三代目が養子になって、それまで囁かれていた「手かざしを天皇家にお返しする」というわざとらしい噂話も消えた。
あの話、実は本山が建設された辺りから出回っていた。
でも私は『ンナわけないじゃん…後継者候補がいるのに』って思ってた。
本当、あの頃は分裂して、新たに教団立ち上げて行く組み手が多かった。
複数いたもんね。
だから、崇教真光が本家本元だって、他は偽物だと主張したかったんだろうと思ってるよ。
それで皇室を持ち出したんだと、本物だから天皇家に返す準備がある…みたいな噂をでっち上げた。
セコイよねwwwww