C・S・ルイスも、著書「Mere Christianity(邦題:キリスト教の精髄)」の中で三位一体について次のように述べています。

「神のレベルにおいても人格があるが、そこでは、神のレベルで生きていない私たちにとっては想像もできない新しい形でお互いに結合されている。

いわば神の次元においては、三つの人格でありながら一つの存在であるという、そんな存在が見えるのだ。・・・もちろん、そのような存在を完全に理解することはできない。



それは、私たちが空間の中に二次元までしか知覚できないように造られているとしたら、立方体というものを正しくイメージできないのと同じである。

「三位一体について考える時、それがあり得ない矛盾であるとか、ろくでもない算数(1+1+1=1)であるなどと考えるべきではない。

そう考えるということは、私たちが人間や人間関係を把握するのと同じ方法で神を把握できると考えていることになる。神は、ある程度、不可解な存在である。

何といっても、永遠なる創造主のことなのだから。