碧巌録(へきがんろく) 第40則?  南泉一株花8なんぜん いっちゅうか)78786666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666    
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垂示:
休し去り歇し去る、鉄樹花を開く。
有りや有りや、かつ児落節。
たとい七縦八横なるも、他に鼻孔を穿たるることを免れず。
しばらくいえ、ごう訛(か)いずれのところにかある。
試みに挙す看よ。



休し去り歇し去る:けりをつける。
鉄樹花を開く:鉄の樹に花が咲くような奇跡が起こる。
かつ児:利口者、切れ者。
落節:しくじること。
ごう訛:難しい問題。
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垂示
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雑念妄想を掃蕩してけりをつければ(大死一番すれば)、鉄の樹に花が咲くようなことが起こる。
そのような体験をした人がいるだろうか?
たとえ小利口に立ち回るような人が縦横無尽に活躍しても、本物にかかっては、鼻づらに綱を通されて引きずり廻されるだけだ。
それでは難しい問題はどこにあるのだろうか。
試みに例を挙げるので参究せよ。