布の喩えの経を読めば、深山ユビくんといえども、煩悩を無くすことだけが仏像のゴールではないことが解るだろう。布の汚れを落とす=煩悩を無くす、その後は、色鮮やかに染める=知恵を備える、ことが必要なのです。この知恵には二種類あって、一つは戒定慧の慧が一つ。