殿下「女王の隣に埋葬しないで」 デンマーク、不満爆発か

 【ロンドン共同】2017年8月4日 09時45分

デンマークの女王マルグレーテ2世(77)の夫ヘンリック殿下(83)が3日、「死後、妻の隣に埋葬しないでほしい」と宣言した。
女王と対等に扱われたいとの長年の願いがかなわなかったためだといい、鬱積した不満が爆発したらしい。現地報道を基に英メディアが伝えた。

ロイター通信などによると、殿下は1972年の女王即位に伴って王配殿下(女王の夫である殿下)と呼ばれるようになったが、本人はずっと王と呼ばれたいと訴えていた。
公務で与えられる役割にも不満を持っていたという。

殿下は昨年、公務から引退し称号を放棄した。