民主主義の「強さ」はどこにあるか
国家の行く末を左右する大きなテーマにも、すぐに方針が出せるという点を見れば、独裁国家のほうが「強い」という主張にも一理あるのかもしれない。

だが本来、民主主義は「強い」体制だといえる。

大川総裁は著書で、民主主義の利点を次のように述べている。
民主主義では、各人が自分の頭を絞って智慧を出し、そして、自分たちの会社を最高の会社にしようと努力するのです。アメリカは、そのようにして繁栄したわけです。(中略)
やはり、「たった一人の人間の智慧よりも、多くの人の智慧を集めたほうが、世の中は発展・繁栄する」ということです。これが民主主義の意義なのです。
(『朝の来ない夜はない』)

民主主義の美点は、どこからでも優れた人材が出てくるということです。
日本には一億二千五百万人の人間がいますが、沖縄に生まれようが、北海道に生まれようが、関係ありません。大金持ちの家に生まれようが、そうでない家に生まれようが、チャンスはあるのです。
もちろん、これは努力によって道を拓けばの話ですが、努力によって道を拓いて成功した場合には、どのような方でも、世間的に尊敬されているような立場に上がっていくチャンスがあるのです。
これは民主主義政体の非常に優れた点です。
(『愛、悟り、そして地球』)

独裁国家では、一人のリーダーが国の方向性を決める。たとえそのリーダーが優れていたとしても、一人の能力には限界がある。
国家が衰退し、国民の幸福を実現できなくなれば、クーデターや暗殺の危険もつきまとうなど、国家体制としても脆弱だ。

一方、民主主義国では、誰でもリーダーになれるチャンスがあり、多様な強みを持った人材が、それぞれの力を生かして社会や国家を発展させることができる。

こうしてみると、国民の幸福をより長期にわたって、大きなスケールで実現できるのは、民主主義国家といえるだろう。

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