しかし、智慧にも限界があって、どうにもならないこと、にっちもさっちも行かないことも出てくるでしょう。
 そのときに知っておいてほしいのは、「この世というものは、もともと、パーフェクト(完全)にはできていないのだ」ということです。
この三次元の世界は、「日本にいる一億以上の人々、あるいは、世界七十億以上の人々が、全員、思った通りの自己実現を完璧にできる」というようにはできていないのです。

 例えば、あの世の世界では、それぞれの人が、それぞれの次元で、似たような人たちと生活しています。
ただ、それだけでは人生経験が不足してくるため、この世(地上)に生まれて、さまざまな世界から来た人たちと出会い、自分の人生を磨き上げるわけです。
人間は、それを目標として、この世に生まれ変わってくるのです。

 ところが、この世に生まれてみると、いろいろなことがあります。
あの世においては自分のほうがはるかに゛偉い立場”にあり、「天使」として他の人を指導していたとしても、
地上においては、その指導していた相手が、自分よりも十年、二十年早く生まれていて、会社の上司や学校の先生になっている場合もあるのです。

 あるいは、自分の将来を決めるような立場に立っていることすらあるでしょう。
就職を決める面接の際に、「光の天使、二十二歳」が、前に座っている「悪魔憑き、四十歳」に、「生意気だ!こいつは、わが社には向かん!」などと言われて落とされるかもしれません。

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