碧巌録(へきがんろく) 第87則? 雲門薬病相治 (うんもん やくびょう あいちす)  

試(こころ)みに挙(こ)す看(み)よ

雲門文偃禅師、衆(しゅう)に示して云く、「薬病相(あい)治(ち)す。尽大地(じん だいち)これ薬。那箇(なこ)かこれ自己?」。

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ある日、雲門禅師は弟子達に向って言った、「薬(悟り)とは、病(心の病)を治すために飲むものだ。 大地は薬であふれている。自己は一体どこにあるのだろうか?」。
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⇒ 色は 即ち 空である。

   空は 即ち 色である。

この事は、すなわち、不生(ふしょう) である。