仏教では輪廻転生、生まれ変わり死に変わりの考え方
天道すらも悠久の安息を約束する地ではなく、輪廻転生における魂の通過点のひとつにすぎない。
悟りを開けば輪廻の輪から抜け出せる
人は生きている限り迷い悩む存在である。
迷いの源は欲望であるため、それを捨て去る事によって心理、すなわち智慧を会得できる。これを悟りと呼ぶ。
悟りを開く事に依り、心の迷いからも、そして輪廻を含む全ての束縛からも解き放たれる。これを解脱、または涅槃と呼ぶ。
仏教の最終目標はこの解脱にあると言ってもいい。
そして魂は遥か西の彼方の極楽浄土へ・・・
輪廻による転生は、魂が迷いに満ちて不安定な状態を示す。
解脱に依って輪廻から抜け出た魂は、もはや迷い悩む事は無い。永遠の安息と安らぎがもたらされるのだ。
そして魂は、阿弥陀如来が住むという西方世界、すなわち極楽浄土へたどりつく。
そこは「楽」のみで「苦」の無い楽園である