ヒンドゥー教の死後の世界
輪廻転生思想が明確に定義されているインドの宗教
魂の生まれ変わりを定義する輪廻転生。これがインド宗教特有の観念である。
ヒンズー教徒は、自分の現在の立場は前世の行ないによるものであると考えています。
前世の彼らの振る舞いが悪であるなら、この地上の人生は苦難に満ちたものであると考えるのです。
ヒンズー教徒の目標はカルマの法則から自由にされること、輪廻から解放されることです。
輪廻からの解脱 そして絶対原理の世界ブラフマンへ・・・
生前で善行を積んだ者は死後に聖者として扱われ、その魂は一般人の魂とは分けられる。
そして聖者の魂はブラフマンと呼ばれる絶対原理の世界へ至る。
これは維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァと並ぶインド3神の一柱である創造と真理の神ブラフマーとの合一(梵我一如)を意味し、輪廻の輪から脱する事が出来る。
ヴェーダにおける究極の解脱とは、この個人の実体としての我が、宇宙に遍在する梵と同一であることを悟ることによって、自由になり
あらゆる苦しみから逃れることができるとする。