御形木御本尊は以前は、各末寺によって授与するものが違っていました。
例えば、妙光寺は五十五世日布、法道院が五十六世日応、常在寺が五十七世日正というように、いずれも有縁の法主の御本尊を独自に印刷・表装・授与していたのです。

また、学会員が草創期に授与を受けていた日寛上人の享保三年の御形木御本尊は、昭和三十年代には池袋の法道院で印刷し、全国の末寺は大石寺を経ずに直接、法道院から受け取っていたのです。