大前提
・記紀および各風土記等日本神話に一切登場しない
・天地開闢で出現した造化三神、その後に出現した別天津神は性の別なし、その後出現した神世七代のうち2柱は性の別なし、10柱は男神・女神の対で出現

オオヤマツミノミコトとの同一検証
・オオヤマツミノミコトは男神
・オオヤマネズノミコトは女神
→男神であるオオヤマツミノミコトと同一視するのは無理
→造化三神の上位に位置するのであれば性別があるのは道理に合わない

オオヤマツミノミコトは別名に「和多志大神」を持っており、これは海の神を表し、山と海の両方の神であることを示している
→オオヤマネズノミコトを表す表現の中に「山の神」とあるが、海の神の記載がない

木花咲耶姫との同一検証
・創造神なのであれば木花咲耶姫と比定すること自体が無理
→木花咲耶姫は神世七代の2世代後の神であり創造神たりえない
・木花咲耶姫は山の神ではない
→富士山に鎮座しているが、火の神・水の神であることからオオヤマツミノミコトにより日本一の火山である富士山を譲られ、富士山の噴火を抑えているのであって木花咲耶姫自体は山の神ではない
また、「枯れ木に花を咲かせる」ような豊穣神の神格はなく、衆生救済の神格もない、ましてや創造神でもない
・過去の教会発行の書籍には創造神であり木花咲耶姫であり山の神であると記載されていたが、現在発行されている書籍や教会の公式サイトにはどのような神格の神であるかの記載は一切ない