質問者    ただ座っていながら助けがが起こるのを待っているほど、充分な時間はないのです。人は何かをしなければなりません。
マハラジ   もちろんそうするがいい。しかし、あなたにできることは限られている。自己だけが無限なのだ。あなた自身を限りなく与えるがいい。それ以外のすべては、わずかな量でしか与えることはできない。
       あなただけが計り知れないのだ。助けることはあなたの本性だ。食べたり飲んだりするときにも、あなたは身体を助けているのだ。あなた自身のためには、何も必要ない。あなたは純粋な明渡だ。
       無始無窮であり、無尽蔵なのだ。あなたが悲しみや苦しみを見るときは、それとともに在りなさい。性急に行動に走ってはならない。学ぶことも行動も、本当の意味での助けにはならないのだ。悲しみとともにありなさい。
       そして、その根底にあるものを露わにしなさい。理解することを助けることが、本当の助けとなるのだ。