>>306  嶺南の木人 さん
> >>298
>  「隻手声あり、その声を聞け」 いわゆる隻手の音声です。
   貴殿が隻手を聞かれたというならそれもよしですが、書かれておられる内容が一寸引っ掛かります。 老婆心ながら、お尋ねします。 貴殿には物足りない質問でしたら恐懼の次第です。
   「その隻手の根本の根本、その隻手は一体何処から生じますか?」  』

凹○コテッ

わたしもその芝居がかった物言い、または、慇懃無礼な物言い、が引っ掛かりますが、お尋ねには応じていきましょう。

さて、根本、と言うものが存在していると言うのに、さらに、その根本を聞かせよ、と言う不思議な問い合わせ、ですね。
岩場、いな、云わば、根本根本、を聞かせろ、という事でしょうか。
仏教ですから、ほとけとは、なんだろう、いっぺん考えてみようよ、という事に尽きます。
で、ほとけ、って何だろう、となりますね。
ほとけ、とは、人格的存在では無いのですよー、という事になります。
ほとけとは、法 ダルマ 真理 です。
さとり、ですね。
このさとりに至る公案の一つに、片手の人が叩く拍手の音を聞いてこい、があり、わたしが取り組んだものです。
さとれば、古佛祖師方と供に手を把って歩み行く、です。
あなたが真理さとりを求める悟前のひとであれば、片手の人が叩く拍手の音を聞いてこい、になります。