いつの世にも野狐は絶えない。

その頃、宗教板は大王軍という特別警察を設けていた。

凶悪な野狐の群れを容赦なく取り締まる為である。

独自の機動性を与えられた、この大王軍の長官こそ「でおー」。

人呼んで────「サディズム大王」である。