禅に幻滅したのは座禅しに行っていた曹洞宗の大寺院のトップが「禅は人を型に嵌める事だ」といった事から。
自分は実存的自由を求めてた。師を尊重する態度もグルイズム的だと思った。
その後高野山の中僧正(後大僧正)から「わしより偉くなれる」からと出家を誘われた。
これは外道だと思った。
組織と組織上の地位は「それへの直接性」そのものである宗教体験を組織のそれにすり替える。
自分が生まれ父の代で出た寺の宗派の行を受けた。
門主は「あなたたちは旧軍で言うと将校に相当する」と仰せになり全く甚だしい勘違いを感じて鼻白んだ。
醍醐修験に会いその人の下で行をする事にしたが結局行かなかった。
行中に僧侶と何回も会うが「もっと高僧に会いたいのに」といってて幻滅した。