青銅は、銅90%、錫10%を基準とする合金である。
錫の量がこれ以上増えると、合金は白みを帯び、白銅となり鏡の材料に用いられる。

人間が、地表上いたる所に存在する鉄ではなく、合金たる青銅の治金術を初めに開発した理由は明らかでない。
現在までの知見によると、青銅の治金術は、メソポタミヤ北部やシリヤ方面で前3世紀ごろに発明されたものとみなされる。